第31章 楽しみ
陽太郎「なぜダメなんだ…;」
緑川「5歳だからに決まってるじゃん;」
古寺「木虎はどうする?」
木虎「ん~と;
その、すみませんが血なまぐさいのはちょっと;(たらたら」
恵土「そっか。じゃあ後で説明させるよ^^」
そうして、その中では…
血の呪いと言う題名で教わっていた
恵土「ほお…
よくここまでそろえられたな」
秀次「おい、これは何だ?」
恵土「あ~。
血によって復活した花でしょ?
小学1年では花育てる係してて」
『血!?』
恵土「血にダイブとエネルギーが染みついてるのか
土に一滴でもかければ、一気に花とかが復活するんだよ。
小学2年では生物の世話係をやるはずだったんだけど
ぴょん吉が内臓ごと切り刻まれて、血みどろのを見て泣いて震えてて」
『ぴょん吉?』
出水「ってか内臓!!??;」
恵土「ああ。
ウサギ飼ってたんだ、学校で。
それの面倒を見るはずだったんだが
私に係が変わった途端…」
「動物が好きだってよ」
「化け物なのに?」
恵土「そんな陰口が聴こえてたんだが
飼育小屋の中に入った時には
小屋の中が血みどろになってて、内臓飛び出てて
そんでも、ピクッて動いてまだ生きてるってことが解って
それから力を送って、治したんだ。
治したいって本気で念じれば
死んでないものだけ治るってことだけは覚えていたから。
でもって、ぴょんぴょん元気よく飛び跳ねるから
「ぴょん吉」って名付けて
『そんな化け物が復活させたものなんて飼えるかー!』って追い出されて
それから大自然でも生きていけるように走り方とか
テレパシーみたいなもんで意思を疎通させ合いながら鍛え上げた。
今頃、子供たちが元気に飛び回っているんだろうなあ^^
あ!!子供たちの写真が撮られてる!
たまには粋な計らいしてくれるなあ、城戸司令^^」
『たまにはは余計だって言われるぞ?;)…;』
思わず全員が同時に思った;
恵土「それから結局美化係やることになった。
小学3年にあがる前に全員殺されたわけだが…?
何でお前ら黙りこくってんだ?」
村上「恵土先輩、辛くは」
恵土「?何言ってんだ?」
その言葉に、疑問符を浮かべた
恵土「これが、私の日常だったぞ?(きょとん」
『ぶちっ)…』
淡々とした言葉に、何かが切れた音が響いた…