第31章 楽しみ
レイジ「そんな俺に、手を差し伸べてくれたのがあなたで…
おかげで、真に向き合うべきものと向き合うことができた。
そのおかげで…
恵土先輩に『二度』救われて
俺は、今の俺になれた。
そのことに、誇りを持っています。
本当に…感謝してもしきれませんよ(微笑」
そう言いながら、最後の感謝の言葉と共に頭を下げる
恵土「いやいやいや;
こっちだって、東の最初の弟子がお前で良かったと思ってるよ^^;」
緑川「っていうか恵土先輩
何気に、弟子の全員がA級にいるよね」
恵土「…え?」
緑川「だってさぁ…
スナイパーと戦術以外じゃレイジさん
他にも戦闘経験とかで戦術も含めながら
自分の動きやすいスタイルを形成するよう教えてたのが
小南先輩、迅さん、太刀川さん、いずみん先輩、
風間さん、うってぃー先輩、きくっちー先輩、
よねやん先輩、冬島先輩、双葉、俺、
嵐山先輩、とっきー先輩、佐鳥先輩、木虎ちゃん、
剣術とかスタイルとか戦い方だけ三輪先輩に教えてて
戦術は確か東さんだったっけ…
オペレーターとしての技能も
沢村さんに宇佐美先輩に三上さんに綾辻さんに…全員でしょ?
あと今はB級にいるけど、カゲ先輩、東先輩、
他にも諏訪先輩に堤先輩に那須先輩に、熊ちゃん先輩に
来馬先輩に鋼さんに太一さん…
きりないね」
太刀川「っていうか
今A級にいるボーダー隊員のほとんどが教わってるからな?」
恵土「っていうか、嵐山にはあまり教えてないような…;」
迅「遠征の最中に5か月も毎日通い続けた奴が言うのか?」
恵土「何でそれを!!??;」
秀次「そんなことをしていたのか;(溜息」
緑川「世界一多忙なボーダー隊員だよね;(苦笑」
木虎「そんな激務の中で、私たちを鍛え上げていたなんて…
やっぱり凄いんですね!//(キラキラ」
恵土「そんな目で見られても困る;
っていうか、そんなに大したことを教えちゃいない!;
第一、私は皆とは違って学生じゃないんだから(汗」
風間「その割には、他にも勉強を教えて回っていましたよね。
俺たちが受験の時に」
太刀川「二度頷く)うんうん。あれは助かった!」
風間「全ての学部の分野を、一晩で理解して叩き込み
あっという間に任せられた本を制覇してしまってましたよね?」
恵土「とりあえず忘れてくれ…;」