第31章 楽しみ
恵土「とりあえずはっきり言っとく!
きくっちーはワザと胸あたりを抱き締めたわけじゃない!」
菊地原「当たり前!!
そうじゃなかったら殺されるに決まってる!!」
ぎゃいぎゃいと叫びながら宣言する中
恵土「だから蒼也、秀次!
きくっちーを怒らないで!!そして責めないで!」
風間「…とりあえず、模擬戦しましょうか?」←諦めた
恵土「どうした?;大丈夫か?;(おろおろ」
菊地原「なんかダメージ食らってますけど」
歌川「お前らが食らわせたんだろうが!;」
恵土&菊地原『え?;』
風間「はあ;やはり無自覚か;(溜息」
そんな中
恵土「とりあえず、今かr
っ!!!??(がくっ」
風間「!どうした!?」
菊地原「急にひざまずくなんて持病でも出たんですか?
操られていた時の戦いでは平気だったくせに」
歌川「いや、それよりも様子が少しおかしい気が。
と言うよりも真っ青だぞ!」
恵土「いや…何でもない。気にするな」
風間「!
手の甲の紋章が…消えかけている?
(確かあれは…(汗」
そう思いながら
護衛についていた時、ヴォルフから言われた言葉を思い返していた…
ヴォルフ『現身というものは
本来、始祖神を復活させるという役割を果たせば死ぬもの。
つまり、手の甲にある一族の証は
現身だった恵土の、命のタイムリミットのようなものだ。
消えると同時に、恵土は死に絶える。
たとえトリオンがどれだけ送られたとしても
始祖神の力自身までは回復できない。
そしてそれがなくなるのは…
もう、残り数日しかない』
風間「今で三日目、つまり…)
恵土…もう、お前は」
恵土「大丈夫だって;(苦笑)
どんだけ不安になってんだよ;
顔がゆがんでるぞ?^^;」
ぽか
突如として、秀次のチョップが軽く恵土の脳天に入った
秀次「お前が
どれだけごまかすのが下手かって事ぐらいは解ってる。
無理をするな。意地を張るな。
そして…ごまかそうとするな。
お前のそれは、ごまかそうとしている時の顔だ」
恵土「…」
胸を押さえて
うずくまるようにひざまずいたままの恵土を前に
秀次はひざまずきながら顔を合わせながら言う
その言葉に、押し黙りながら顔を逸らした
秀次「一つ、確認させてくれ…
お前の命…あとどれぐらいで尽きる?」
期間は刻々と…