第31章 楽しみ
三上『菊地原君、大丈夫!?
恵土先輩説得できた!?
暴走した時の恵土先輩
スリーナインの数億倍レベルの猪突猛進ぶりだけど大丈夫だった!?』
菊地原『大丈夫です。無事解決しました。
っていうか何気に失礼極まりないですよそれ;』
そんな中…
恵土「やっぱり私はバカだあああ!!;
本心から言ってくれてたの解ってたのに!!;
解っていたはずなのに変に勘違いしたああ!!;
蒼也にどつかれてどやされて爆発させられても文句言えねえええ!!!!;(ぐあああっ!!;」
菊地原『あー。
それと今、別問題が発生しました。
自虐&思考暴走スキル発動中みたいで』
『!!!??;』
太刀川『マジか!?;
あれ、とくまで結構かかるぞ!!;』
陽介『秀次!解くための魔法の呪文とかねえの!?;』
秀次『あるわけがあるか!!;』
奈良坂『いや、一つだけ手段がある』
『ええ!!!??』
『マジで!?』
菊地原『とりあえず頼みます。
打開するためにはどうすれば?』
奈良坂『…それは…』
その後、衝撃的な台詞を言われる…
菊地原『ちょっ;嘘でもそれは;』
奈良坂『できなければ風間さんの死は目の前だ。
両方が助かる道を選ぶか、どちらにするかはお前次第。
後はお前の判断に任せる』
その後…
菊地原「はあ;(仕方ない、か;」
自身の頭をガシガシとかきながら溜息をつき、例の台詞を言う…
菊地原「恵土先輩」
ガシッ
暴走しながら頭を抱えて叫び続けていた恵土に対し
そう呼びかけながら両肩を掴んだ。
恵土「?どうした?真剣な顔をして」
菊地原「…風間さんが危篤状態です。
すぐ風間さんの所まで行って下さい」
その後、恵土は一瞬脳内フリーズして固まり…
真っ白になった直後、一気にフル回転するや否や理解し…
恵土「ふるふる)蒼也あああああああああ!!!!!;」
だあああああああああああああああああああああああ!!!
時速200kmもの勢いで突っ走っていった…
那須『成功したみたいね(微笑』
奈良坂『あの性格だ。
必ずそうすると踏んだが、やはり想像通りだったな』
そう言い合う従姉弟ペアは
流石と言うか、両方共に見事に予測が当たっていた…
(那須は走っている場所、奈良坂はこれから先の行動)