第31章 楽しみ
探し出している最中…
菊地原『三輪さん』
秀次『?』
菊地原『小さい頃から一緒にいたみたいですけど…
大っ嫌いなんて言葉、聴いたことありますか?』
秀次『一度もないが;』
菊地原『あー
(ってことは、初大っ嫌いか;(汗)
そりゃ、なおさらショックだろうなあ;風間さん)
ありがとうございます;』
秀次『?
いや、今はそれよりも探す方が先決だ。
草の根分けてでも探し出すぞ』
菊地原『はい;』
それからさらに数分後…
那須『!見つけたわ。
西あたりを時速30kmで走ってる』
太刀川『不用意に手を出さない方がいいぞ?
色々と抱え込むタチだから、どんな勘違いの暴走をしてるか解らねえ。
菊地原に任せた方がいいだろ』
菊地原「『聴こえてますよ。無論行きます』」
果たして、どうなってしまうのだろうか…;
その頃、風間さんは…
未だに意識不明になっていた;
歌川「しっかりしてください!風間さん!!」
三上『戻ってきて下さい、風間さん!!;』
必死になって声をかけるも応答もなく、時は過ぎていく…;
恵土が帰る時まで、あと5分
歌川「5分も!?;」
その中、菊地原は恵土の前に立った。
走っていたため、息を荒らしながら…
菊地原「恵土先輩、どうするつもりなんですか?」
恵土「…(ぷいっ」
がしっ
菊地原「逃げるな」
再び走り出そうとした時、腕を掴まれた
恵土「…」
菊地原「あんな自失呆然とした風間さんの面倒見るの嫌ですよ?
ぱっぱと戻ってきて、大好きだのなんだの言って下さい」
恵土「…なあ、今まで考えてたんだけどさ」
菊地原「?」
恵土「蒼也の言ってた『惚れた女』って私のことか?」
菊地原「はあっ!!??今更!?」
恵土「え!?;
だって言わなきゃわからないでしょ!!??;」
菊地原「どんだけ失礼なことやってんの!!;」
恵土「仕方ないじゃん!;
直接言われなきゃわからんよそんなの!!;
ってかそうだわ!!;そりゃ怒るわ!!;
今までの不平不満爆発して全部挙げたくなるわ!!;
何で私一人で突っ走ってたんだ!!!??;
なおさら帰りたくねええええ!!!!;(頭抱」
突如として理解するや否や叫び出す恵土に対し…
菊地原(あー…やっぱり、この人バカだ)
その時、菊地原は悟ったそうな…;