第31章 楽しみ
風間「おい」
『はいいいいい!!!!!;(ビシィッ!!』
話しかけた直後、そろって気を付けする三人に対し…
風間「呼びかけただけなんだか;)…;(溜息」
内心傷付いていたのは、本人にしか知り得ぬことだった…;
恵土「がくぶる)ひぃん;」
腰を抜かしながらも逃げようと、地をはいずる中
ガシッ
風間「ちょっと来てもらおうか」
しかし、苛立ちの方が勝った;
恵土「いぃやああああ;(涙」
襟首を掴まれ、引きずられる中
菊地原「ほっ」
指摘されなかったことで安堵の一息をつくも
風間「お前もだ、菊地原」
菊地原「げ;
…はあ;死刑宣告を受けた気分;(ずーん」
突如指摘されたことから、沈みながらもついていった
その間に歌川は
一般人の方々へ、今回の迷惑の謝罪をしに行っていた;
風間に連れていかれた場所は、人気のない場所で…
風間「がみがみくどくど」
説教5時間タイムを10分に凝縮したほどの苛烈さを極めていた…;
恵土「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい;(がくがく」
菊地原「ばか;」
恵土「誰がだ!;」
菊地原「恵土先輩が悲鳴をあげなかったらこうなってなかった!」
恵土「私の性質解ってるだろ!!??;」
菊地原「悲鳴あげるのは解ってたけどあんなに大声にならなくたって!」
恵土「怖がってるの解ってただろ!;
蒼也の怒りは何億倍も怖いんだよ!!;」
風間「ほお。
説教中に私語とはいい度胸だな(ギラリ」
恵土&菊地原『あ…;(さああ』
たらたらと汗を流しながら固まった直後
歌川「すみません。遅れました;」
歌川がついたわけなのだが…;
風間「大体あなたはいつも私語ばかりで人の話を聴かずに夢中になることが多い。もう少し気を使ったらどうだ?
それと菊地原も菊地原だ。大体あぁいう人だということを自覚した上でいたずらとはいえ非常識だと思わないのか?」
その頃であってもなお、ベラベラと説教が続きまくっていた…;
ちなみに、その時の時刻は…
お化け屋敷を出てから15分後だった;