第31章 楽しみ
その頃、外では…
ゴロゴロゴロゴロゴロ!!
凄まじい音と共に稲妻が鳴り
真っ青な空から、真っ暗な空へと変貌していた…
「山だからかなあ?」
「さあ?」
そんな疑問をかき消すほどの大きな音が響いた
そんな中、先頭の方では…
歌川「?悲鳴?
まあ、おそらく菊地原のことだから驚かしているんだろうな(苦笑)
それよりも、敵影が無いのをきちんと確認しないと(きょろきょろ」
意外とわかっていた…;
だが…
問題は、中間の方だった…;
悲鳴をあげた直後
菊地原「え?本物?」
恵土「え?;」
菊地原&恵土『え゛え゛え゛え゛え゛!!!??;』
風間「心配になって
必死に駆けつけ、やっとの思いでついたというのに…
実際に来てみれば…一体、どういう了見だ!?)
(ギロリッ)・・(怒り睨み&黒」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!
その直後、凄まじい黒いオーラと共に
腕組みしながら、鋭い眼光と共に高圧的に睨んでくる風間が現れ
それと共に、凄まじい音と共に稲妻が炸裂した。
恵土「怖い怖い怖い(がくぶる&あわわわわ」
菊地原「ちょっ!;やめて下さい!;
そっちに感覚共有があるせいか恐怖が伝わって来るじゃないですか!;」
恵土「助けて、ごめんなさい、許して、いやあああ!;(がくがく」
菊地原まで震え、その中で必死に土下座する恵土だったが
風間は変わらず、睨み据え続けていた…;
菊地原「ちょっ!;どうするんですか!;」
恵土「お前がいきなり背後を指さして言うから悪いんだろ!!;」
菊地原「思いついたこと言っただけで勝手に悲鳴をあげていったんでしょう!!」
恵土「私はそういうのが苦手なんだよ!!;
何言われたとしても悲鳴をあげてしまうんだあぁ!!;」
それらの言葉に対し
風間(なんだ。
俺限定じゃなく、ただ驚いてそういうことなのなら)
許そうとしたのだg
恵土「いけにえになれ!きくっちぃ!!」
菊地原「いやですよ!あんたがいけにえになれ!!」
恵土は菊地原を風間の前に押し出そうとし
菊地原もまた同様に恵土を押し出そうとし…
風間「おい;」
思わず声をかけようとするも…
恵土「私は…
怒った風間が、世界で一番怖いんだよぉ!!;」
菊地原「僕だってそうですよ!!;」
その言葉に固まってしまった;