第31章 楽しみ
そんな悲鳴の後、先頭では…
歌川「ん?悲鳴?
…(シーン)
気のせいか(ずいずい」
再び突き進むように歩いていく中…
中間では…
菊地原「狐火」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
菊地原「幽霊」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
菊地原「井戸」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
菊地原「クモ」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
菊地原「女性」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
あまりの悲鳴の連続…
それは建物の構造上、後ろの方によく聞こえるようになっていた…
無論、後ろにいた風間はというと…
風間「悲鳴?」
悲鳴が聞こえていた;
と同時に、早歩きで急ぎ出した…
風間(まさか…
いや、そんなはずは!
いや…
俺がうかつだった!
このような薄暗い所では
逆に敵に潜みやすい場所を与えているようなもの!
そのような場所に行くこと自体、本当は!!)
ずかずか早歩きしながら
切羽詰まったような顔をし、必死に走り出した
風間(もしも!!
もしも、恵土がやられれば!!)
がっ!!
墓石に手をかけ
菊地原と思しき後ろ姿に、声をかけようとしたその時!
風間「菊地h
菊地原「墓石」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
菊地原「皿」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
菊地原「あ、蛇」
恵土「ぎゃああああああああああああ!!;(ビックゥッ!!」
反応を面白がって言う菊地原と
それに反射的に悲鳴をあげる恵土に対し…
風間は、一瞬で悟ったという…
風間(なんだ、それで悲鳴が上がっていたのか…
全く(苦笑&溜息)
心配して損をしt
菊地原「あ、風間さん」
恵土「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!;(ビックゥッ!!」
その瞬間、今までで一番大きな悲鳴が上がり…
それに対し…
ゴロゴロゴロゴロゴロ
一気に雲行きが怪しくなってしまった…;