第31章 楽しみ
その頃、太刀川と秀次は…
布団の中で、地獄の中をループしていた…;
陽介「大丈夫か?秀次~」
さすさす
さする中でも、真っ青な顔色は変わらず
太刀川「く、来るな;来るなああ;」
秀次「だ、いやだ;もういやだ;」
二人のうめき声が響いていた…;
その看護をしていたのは、陽介と出水と唯我であったとか;
(その代わりの見張り、村上)
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ちょうどその頃だった
ざっ
風間「交代だ」
恵土「お、もうそんな時刻か」
足音と共に現れ、時間であることに気付いた。
緑川「え~。もうちょっとだけ」
恵土「またいつでも会えるだろ?^^」
寂しそう&嫌そうな顔をして言う緑川に対し
そう言い聞かせるように、微笑みながら頭を撫で…
緑川「む~…(唇尖らせる)
解った」
渋々頷く緑川と、
木虎「では、護衛に戻ります」
黒江「ありがとうございました。楽しかったです(微笑」
恵土「いやいや。
楽しませてもらったのはこっちの方だよ^^
本当に、今までありがとう^^」
各々が言い、そう応える恵土に対し
ぱかぁん!!
菊地原「今生の別れみたいに言ってどうするんですか」
恵土「いや;
そういうつもりで言ったんじゃないんだが…;
普段言えてない分言ったつもりであって;」
平手で頭を叩きながら言う菊地原に対し反論するも
菊地原「…
一生目を覚まさないかもしれないって言われた時
どれだけショックだったか解りますか?」
恵土「え?;
そんなこと言われてたんか?;」
菊地原「言われましたよ。
集中治療室に居て、意識レベルがずっと300だった時」
言われた言葉に驚きに包まれ
恵土「え…と;
不安にさせてごめん;(お辞儀」
木虎「いえ、そんなつもりで言ったんじゃないことぐらいは解りますから(汗)
謝らないで下さい(手で制する」
申し訳なさと罪悪感から、お辞儀して謝った…
それにおろつきながら諭すように言う木虎と
緑川「そうそう。
きっと帰って来るって信じてたし^^」
黒江「当たり前です」
当たり前のように信じていたことを言う二人によって救われた…