第30章 明日へ
木虎「無理に立ち上がらせようとするのでもなく
立ち上がるまで、寄り添って待ち続けてくれる…
そんなあなたの姿勢に、本当に今まで救われてきました…
だから…
昔、あなたが言ってくれたこの言葉を
そのまま、あなたに返します!
一緒に生きましょう!(真剣&微笑」
そう真剣な表情を浮かべながら、最後の微笑んだ…
恵土「…
(ずっと、自分が悪いんだと思ってた…
否定する人なんて、今までいなかった……
否定する人は、ここに居ると言ってくれた…
(514~517ページ参照)
私なんかのために、泣いてくれた……
一人じゃないって、何度でも教えてくれた…
秀次だけじゃなく、木虎まで……
生きるのが怖い…
それでも…
たくさんの想い出を共にしてきた…
共に、色んなことをして乗り越えてきた…
そんなこいつらとなら…)
生きたい(ぼそ」
『!』
その直後、取った行動に驚きに包まれた…
涙と共に、手を差し伸べながら
恵土「一緒に、生きたいっ;(涙」
すがりつくように、必死に…
小さい時、否定されるばかりで伸ばせなかった手を
今、その過去を背負った上で…
それでも、そのこれからのために…
勇気を出して、前へ踏み出すために……
その手を取ろうとした直後…
だぁん!!
恵土「!」
黒江が恵土の後ろから覆い被さり
恵土の目の前にいた木虎ごと押し倒してきた…
その直後、波が大きく揺れ…
黒江&緑川『トリガーオン!』
川から出てきた近界民を切り裂き
もう一匹を緑川がグラスホッパーを踏み台に叩き切った
恵土「…皆、ありがとう^^;」
木虎「いえ;私は何も出来ませんでした;」
恵土「ううん。心を救ってくれたよ」
木虎「!」
恵土「過去の傷から…
ずっと前に進み切れてなかった、私の心をさ^^」
木虎「//
こちらこそ…
今までたくさん、前を向いて進めるように助け続けてもらいました^^//」
恵土「私の方こそ^^//」
そう言い合いながら
満面の笑みを浮かべ、互いを見つめ合っていた…
共に、先(未来)へ進める『安堵』と
これからを共に生きていけることによる『嬉しさ』と共に……
(1月5日PM11:13~6日AM3:19更新、1007~1014(8ページ))