第30章 明日へ

菊地原「…口先だけなら何とでも言えますけどね…

でも…
やっぱり、一瞬であれだけ思いつくのは
相当の修羅場をくぐり抜けないとできませんね」

風間「そういうことだ。

そして助言となる言葉も最低限に抑え
なおかつ理解しやすい言葉にまとめられている。

もしまた敵に回ることがあれば…
やられるのは、ボーダー（俺たち）の方だ」

その瞳は、静かに未来を見据えていた…


緑川「え～っと；覚えきれない！；」

恵土「要点だけ纏めるぞ？

『頭』
『敏捷性と持久力』
『筋力を無駄なく、一瞬の内に相乗させられる瞬発力』
『判断力と実行力』
『感度』
『観の目、観察力』
『豪胆さ』
『身のこなしと反射神経』

解ったか？」

緑川「体の使い方も大事って聞いたけれど…

やっぱり、恵土先輩の動きって光速いくの？；」


恵土「本気になればそれをも超えられる。

相手に触れた一瞬の内に、全身の筋力を発揮させ
それを触れた部位のみに集中させ

全ての攻撃や防御ごとぶっ飛ばし、蹴散らす。


ぞくぞくするし、すっごく楽しくなってくるんだよな（にやにや＆うずうず」


那須「戦いに夢中になっている時のが出てきたわね（苦笑」

熊谷「あぁなると、戦いに熱中しちゃうからね^^；」


恵土「でも、ボーダー全員でかかってきた

最後の、あの大部屋での戦いは楽しかったぞ^^♪」

熊谷「全部攻撃を避けきっといてよく言うわよ；

攻撃を食らっていたとしても
全部シールドの上からだったし

その上、即座に繰り出された攻撃と同じ方向に飛びずさって
その攻撃による影響とか衝撃まで弱めてたじゃない（苦笑」

恵土「それさえできればベイルアウトも退けられるぞ？ｂ（にや＆キラン」


黒江「こくこく）なるほど」

それらの言葉を聴いた黒江は

盛り上がる周囲をよそに、言われたことをメモに書き連ねていた


緑川「メモ？よかったら俺にもコピーして！^^」
黒江「別にいいけど邪魔しないで」

それに話しかけた緑川は、コピーをもらうことになったが


木虎「あの…よかったら私も」
黒江「すみません、邪魔です」

木虎「ガーン！）・・；；（ずーん」

同様に話しかけた木虎は衝撃を受け、真っ白になっていた…；