第1章 Tail 1~出会い~
桃子がスタジオの中心へ進んでいく。
カメラマン「はい、いくよー」
桃子「はい!」
―――カシャ、カシャカシャ
カメラマン「OK!よかったよ」
桃子「ありがとうございました!」
亜津実「じゃあ最後は…三波さんね」
潮浬「……はい…」
どうしよう
どうしよう
どうしよう
こんなたくさんの人がいる中で
いろんな人に見られながら写真撮られるなんて…
でもやるしかない!!
潮浬「お願いします…」
カメラマン「そんな緊張しないで!少し微笑む感じでね(笑)」
潮浬「はい…」
カメラマン「怖い顔してると指名手配みたいになるよ(笑)」
…
……それはいや
―――カシャ、カシャ、カシャ、
カメラマン「はいよ!いい感じ!!」
潮浬「ありがとうございました…」
なんか一日分の体力使い果たした気分だ…。
亜津実「はい、じゃあさっきのJr Suiteに戻るよー」
さっきの部屋に戻り、さっきと同じ席についた。
亜津実「じゃあここで弊社の代表よりご挨拶させていただきますのでちょっと待っててね」
そういって亜津実さんはガラス扉から外へ出ていった。
代表ってことは社長さんってことだよね?
どんな人なんだろう…