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Secret Love

第1章 Tail 1~出会い~


私は立ち上がると静かに口を開いた。

潮浬「初めまして。三波潮浬と申します。
23歳です。特技は留学時に取得した英語と専門学校にて勉強したネイルです。
初めての職種でわからないこともあるかと思いますが
よろしくお願いいたします。」

自己紹介が終わり席についた。
噛まずに最後までできてよかった…。

最後は桃子の番だ。

桃子「こんにちは。藤崎桃子です。
特技は場の空気や人の考えを見抜くことと食べること(笑)
あっ、年齢は23歳です。よろしくお願いします!」

やっぱりかわいい(笑)
でも人の考えを見抜くことって
かわいい顔してすごいこと言うな…。

一通り自己紹介が終わったが
この様子だと季節外れの入社組は
私を含めてこの4名ってことだよね?
桃子は別として仲良くなれるか少し不安だな…。

黙って聞いていた亜津実さんが口を開く。

亜津実「では、みなさん!
今首から提げているIDですが見ての通りVisitorと書いてあり来客用となっています。
みなさんの専用のIDを作成します。
IDがないとこのビルの1回のセキュリティゲートはくぐれないしね。
まずは証明写真の撮影をしますので隣のスタジオに移動します。
ついてきて!」

この会社には無いものはないのか?
スタジオまでついているなんて…
っていうか証明写真なんて化粧直さなくていいのだろうか?

澄華「すみませぇん!お写真撮るならお化粧直したいなぁって思うんですけどぉ」

ナイスタイミングなのか何なのか…

亜津実「ああ、女の子はそうだよね!私もそうだったわ(笑)
じゃあ、先に村井君の撮影に行ってるから
あなたたちはここでメイク直してて構わないよ!
また呼びに来るから待っててね」

そう告げるとさわやか男子と共に部屋を出て行った。
私たちは各々ミラーを出してメイクを直していく。

そんな中、澄華ちゃんが話し始めた。
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