第9章 青いキミと【※】
しばらくすると青峰が髪をわしゃわしゃと拭きながらリビングにやってきて
「これ新しいパンツはいてよかったのかー?」
と聞いてきたのでかまわないとだけ答え私もシャワー浴びてくるからソファーでテレビでも見ててーと言い残し浴室へむかった。
洗面所で服を脱ぎ浴室入るとさっきまで青峰がシャワーを浴びていた熱気がもわっとたちこめた。
(髪はそんなに濡れてないから身体だけでいっか。)
と髪を浴室に置いてあるクリップでとめ温かいシャワーを身体にかける。
(いきかえるーーー。)
青峰をリビングに一人で残していることを思い出しパパッとシャワー浴び終え身体を拭く。
(あれ?てかなんで青峰くんリビングの場所わかったんだろう。)
着替えを済ませポイポイと脱ぎ捨てられた青峰の制服だけを持ちリビングへと戻る。
靴下と下着はポイッと洗濯用の籠にいれた。
リビングに戻ると青峰は言われたとおりソファーに座りテレビを見ていた。
ワタシが来たことに気がつくと
「今かあちゃんに梓ん家いるから仕事終わったら迎えにきてーってメールしといたー。」
と言った。
『はーい。てかなんでリビングの場所知ってるのー?』
青峰の制服をハンガーにかけながら先ほど疑問に思ったことを聞いてみた。
「前に来たことあっからーー。」
とテレビを見たまま返事が返ってきた。
ふーん。とそのままキッチンへ向かいシャワーを浴びる前沸かしておいたケトルのお湯をマグカップに注いだ。注ぎ終えるとマグカップを持ってソファーへむかう。