第8章 赤いキミと【※】
校門まで行き迎えに来た使用人にありがとうと言い車に乗り込む。
体調が悪いと伝え短い距離なのにわざわざ申し訳ないとも伝えた。
梓様は普段あまり連絡をしてこない方だったのでこうしてご連絡いただけると少し頼られている気分で嬉しいです、と返してくれた。
マンションまでつくと上まで送っていきましょうか?と聞かれたがそれは断りもう一度お礼を言い車を降りた。
足早にエレベーターに乗り込み我が家へ向かう。
ガチャガチャと鍵をあけそのまま洗面所に向かい服を脱ぐ。
下着を脱ぐと透明な糸がつたいその秘部に触れていた部分に目をやるとあきらかなシミをつくっていて濡らしてしまっていたことがよくわかった。
その下着を片手に浴室にはいると身体を流すより先にその下着をシャワーで濡らしボディソープをつけゴシゴシと洗った。
ある程度こすったところで今度は自分の身体を洗う。
不本意ではあるがあそこのぬめりをとりたかったため指を這わせるとまだそこは潤いをたもっていた。
再び顔が熱くなるが恥ずかしさでいっぱいいっぱいになりそこに指を這わせようが“洗う”という意味以外その行動に意味はなかった。
身体を流し終え洗った下着を手で軽く絞ると鞄から取り出した体操着に包み洗濯用の籠へ放り込んだ。
そのあとからは普段と変わらない一日だった。
正直征十郎にされたことが恥ずかしく何も思い出したくなかった為すぐに布団に入り寝てしまった。