• テキストサイズ

[ハイキュー!!]素直になれない。〈2〉

第7章 I want to be you


「ふふっ、涼ちゃん可愛い!
高伸の彼女には勿体ないくらいよ!」

涼の反応を見て青根の母は嬉しそうに話した。



「!か、彼女だなんて無理です!
それに…青根くんはまだまどかの事が……。」




「そっか、まどかちゃんか。
失恋したのにまだ想ってるのね。
…………じゃあさ、涼ちゃんが高伸の心奪っちゃえばいいのよ!」



「へっ!?む、無理です!青根くんの心を奪うだなんて!」



「何も行動起こしてないのに無理だとか言っちゃだめよー。涼ちゃんなら高伸の失恋の傷癒してあげれると思ってるのよ?だから頑張って!」



「はっ、はい……」

涼は青根の母に励まされコクリと頷くと
青根の母は「そうだ!」と思い立った様に
手を合わせて話し出した。



「涼ちゃん、今日はお泊まり決定ね!」



「へっ?お、お泊まりですか!?」

青根の母の突然の提案に涼は固まる。



「そう!もしかして明日都合悪いかな?」



「あっ、いえ…バイトも休みなので予定もありませんが……」



「なら問題ないわね!お布団は後で高伸の部屋に運んであげるから!」



「えっ!?ちょっとそれは……」

涼は無理だと伝えようとしたが
青根の母は勝手に決めてキッチンに戻っていった。



どうしよう、泊まりだなんて……
しかも青根くんの部屋で寝るの!?

……本気でヤバイかも……


涼は想像してしまい頬を赤らめたがすぐに冷静になる。


はっ、ダメダメ。
このまま赤い顔してたら青根くんにまた心配させちゃう。

戻って来るまでに落ち着かせなきゃ!


涼はなるべく余計な事を考えないようにと
テレビを観ながら平常心を保った。
/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp