第7章 I want to be you
前から気になってたけど涼ちんって……。
涼と青根のやり取りをお弁当食べながら見ていた二口は何かを感じ取っていた。
「なぁ、青根って甘いもん苦手だっけ?」
「…………甘い物は苦手じゃない。」
「だったら涼ちんがせっかく分けてくれたんだからみんなで食おうぜ!甘いもんってのはみんなで一緒に食べるともっと美味くなんの!青根知らねぇの?」
二口はでまかせを言い
涼のプリンを1つ掴んで青根に渡した。
「………じゃあ、涼貰っていいか?」
青根は二口にそう言われ涼に遠慮がちに聞いた。
「うん!まだ沢山あるから貰ってくれると
助かります!」
涼は青根に向けてニッコリ笑うと
横目で見ていた二口は確信した。
……間違いない。
涼ちんは青根の事が好きなんだと思う。
二口は涼の表情をみて青根に気があるんだと気付いた。
昼食を食べ終わりみんなでデザートのプリン
を食べる。
「ん~甘い物食べると本当幸せな気分になるね~♪」
まどかはプリン1つでにこやかになる。
3人はそんなまどかの微笑ましい姿を見て癒されていた。