第6章 にろちゃんは遊び人!?〈後編〉
事も終わりまどかは疲れて
スヤスヤと安心した表情で眠っている。
……これでまどかの不安取り除いてやる事が出来たかな。
まどかから抱いてって言われて
俺、凄げぇ嬉しかった。
初めてだから相当な覚悟だったと思う。
これからもまどかだけを愛していくから
……もうまどか不安になる事絶対にしねぇからな。
二口はまどかの寝顔を見ながらそう誓った。
翌朝、スマホのアラームが鳴る。
アラームで起きたまどかは隣で寝ている二口に近寄り身を擦り寄せた。
「ん……まどかおはよ……身体大丈夫?」
起こされた二口は眠い目を擦りながらまどかの身体を心配した。
「うん、堅治が優しくしてくれたから平気だよ。」
そう言ってスリスリと甘えてくるまどかに二口は嬉しくて自然と笑顔になった。
「俺、今凄く幸せ。まどか、これからもずっと一緒にいような……大好きだよ。」
「私も堅治に愛されて凄く幸せです。
これからもずっと愛してね。」
お互いの顔を見合わせ手を繋ぎ
二人は幸せを噛み締めていた。
暫くして二口は帰る為ベッドから出て支度を始める。
「堅治もう帰っちゃうの?」
まどかは名残惜しそうに二口を見ていた。
「そんな顔するなよ~帰れねぇじゃん!まどかの父さんに泊まってるのバレたら俺がヤバイの!……正直俺ももっとイチャイチャしたいんだよ?でも来週まで我慢しような。」
二口は寂しそうにしていたまどかの頭を撫でてあげ言い聞かせると
まどかも納得してコクリと頷いた。
「あっ、そうだ。あの写真俺が処分するからくれない?まどかが持ってても気分悪いだろ?」
「うん、堅治が処分してくれるんだったら渡すね。」
まどかは机の引き出しから写真が入った封筒を二口に渡した。
「じゃあ、俺帰るから。今日はゆっくり休めよ。」
「うん、堅治またね。明日学校で!」
お互い手を振り返して二口は帰って行った。