第6章 にろちゃんは遊び人!?〈後編〉
二口、私が話後回しにしてるの変に思ったかな。
だって、緊張するだもん。
でも二口に言うって決めたんだ。
……覚悟しなきゃ。
まどかは湯船に浸かりながら
ある一大決心をしていた。
お風呂から上がったまどかはパジャマに着替え手にはドライヤーを持ってリビングに向かう。
「お待たせ。また髪の毛乾かして貰おうと思って持ってきちゃった。お願いしてもいいかな?」
まどかは遠慮気味にドライヤーを二口に見せた。
「いいに決まってんじゃん。早くおいで。」
二口はソファーから降りて
膝をポンポンと叩くとまどかはちょこんと二口の前に座った。
「まどか気持ちいい?」
「うん、最高~気持ちいい!」
まどかは二口に髪の毛を乾かして貰い
上機嫌。
ふんわりと香るシャンプーいい匂いに
思わず二口はまどかのうなじにキスを
落とすとゾクゾクする感触にまどかは
一瞬にして縮こまった。
「ごめん!ビックリさせちまった。
ほらっ、髪の毛乾いたよ。」
二口がドライヤーをテーブルに置くと
まどかは向きを変えて何も言わずに
二口に抱きついてきた。