第6章 にろちゃんは遊び人!?〈後編〉
まどか達はお風呂に入り少し寛いでから
二人はベッドに入った。
「ねぇまどか、そういえば二口くんからLINEやメール来た?」
「うん、夕方メッセージ来てた。
ちゃんと会って謝りたいから部活終わったら家に来るって。」
「明日部活休むの?」
「本当は行くつもりだったんだけど青根ちゃんが監督に明日は休ませるって伝えちゃったみたいで休む事になっちゃった。」
「そっか。まどかは明日ちゃんと二口くんに言いたい事はっきり言いなよ?」
「……うん、わかってる。思っている事
はっきりと伝えるつもり。」
「うん。言いたいこと伝えればスッキリするし今まで以上にいい関係が築けると思うからさ。後はちゃんと甘えて沢山愛してもらうこと!」
涼はニッコリ笑うとまどかは少し頬を赤らめコクンと頷いた。
「フフッ照れちゃって可愛い~♪
まどか、早く二口くんの事名前で呼べればいいね。」
「えっ!?……涼ちゃんもしかして……」
「ごめん!まどかが二口くんを
名前で呼ばない理由聞いちゃった!
……そりゃあ覚悟が必要だけどさ、
好きな人と身体を重ねるのって
一番幸せを感じれるんじゃないのかな?」
「………やっぱり涼ちゃんもそう思うよね。」
「まぁ無理強いはしないけど少しは二口くんの事考えてもいいんじゃない?」
「………二口はずっと待ってたんだよね。
……涼ちゃん私さ、二口の事名前で呼べるように頑張る!」
「まどか、私じゃなくて二口くんにその決意を言ってあげなさい。きっとそれだけでも二口くん嬉しいはずだからさ。
……さてともう遅いし寝ようか!まどかおやすみ~。」
「涼ちゃんおやすみなさい。
今日は本当にありがとね。大好きだよ!」
まどかはベッド上のルームライトを消した。
……私もまどかの事大好きだからね。
ずっと味方だから。
たとえ青根くんがまだまどかの事を思っていても。
そんな人を好きになった私がいけないんだから……。
涼は目を瞑りながらうっすらと涙を浮かべていた。