第1章 誤解ですって!!
はぁ、これがどこが耳寄り情報なんだよ。
恋愛に疎そうな鎌先さんが何でまどかの胸を!?
二口はいてもたってもいられずまどかに聞いてみる事にした。
「なぁ、まどかちゃんお話しがあるんですが。」
二口はタオルケットを被って顔を隠しているまどかに声を掛けた。
「ん?話ってなぁに?」
電話が終わり安心したのかまどかは
ヒョコっと顔を出した。
「なぁ、まどかは無防備過ぎなんじゃないんの?」
「へっ、どうして?」
まどかはどうして二口がいきなりそんな事を言うのか見当も付かず不思議そうな顔をした。
「笹谷さんから聞いたんだけど、まどか鎌先さんに胸揉まれたんだって?」
「!笹谷さん喋ったんですか!?……えとね、無防備とかじゃなくて鎌先さんにいきなりガッと胸掴まれちゃって………」
「はぁ?掴まれただと!?」
「あのね。腹筋したら胸小さくなるって鎌先さんに言ったら、どんなもんかと気になっちゃったらしくて……。」
「まどかの発言で鎌先さんが興味本意で胸掴んだって事か。本当鎌先さん何考えてんだか。」
二口の言葉にまどかはウンウンと頷いた。
「つかまどかも!男の前でそんな話をするもんじゃねぇよ!お陰で俺が初めてじゃなくなったんだから……」
二口は少しふて腐れていた。