第1章 誤解ですって!!
「ごめんねっ。これからは気を付けます!
あっ!私、キスは二口が初めてだよっ!」
まどかは謝りながら嬉しそうにそんな事を言っていた。
……まどかの初キスは青根なんだけど。
「まどかは俺が初キスの相手で嬉しい?」
「うん!嬉しいよ!」
まどかはニッコリ笑った。
……知らなくていい事実だし黙っておくか。
まどかにとっては俺が初キスの相手にしておこう。
二口はニッコリ笑ったまどかをギュッと 抱き締めた。
「ずっと一緒にいような。
……そしてゆっくり成長していこうな。」
「……うん、ずっと一緒に居ようね!
ねぇ二口、キスして?」
「まどかは手は出すなって言うくせに
キスはおねだりするの?」
「だって幸せ感じられるんだもん。」
「はいはい。我儘なお姫様仰せの通り。」
二口はニコッと笑ってまどかの顎をクイッと上げてキスをした。
まどかはキスだけで幸せか……。
俺は我慢の限界なんだけどな。
キスだけでは物足りない二口に対しまどかは幸せの時間を過ごしていた。