第5章 にろちゃんは遊び人!?〈中編〉
はぁ、厄介な奴らに捕まっちまったな。
さっさとカラオケ済ませて帰ろ。
二口は一人足早にカラオケ店に向かってると黄金川が追い付き話かけてきた。
「二口先輩、あの女の子達とは友達なんですか?」
「あー、友達というか前に合コンで知り合った奴ら。」
「合コン行ってみたいです!俺も今度誘って下さい!!」
「……はぁ?俺が合コンなんて行くわけねぇだろ!つか今日のカラオケの事誰にも喋んじゃねぇぞ?」
「どうしてですか?」
不思議そうに首を傾げる黄金川に二口はため息をついた。
「どうしても!まどかにバレたらヤバイだろ。」
「えっ!?先輩浮気する気ですか?」
¨バシッ!!¨
そんな黄金川の言葉に二口は思わず黄金川の頭を叩き怒鳴った。
「お前殴られたいの?浮気なんてするわけねーだろうが!」
「痛っ!先輩もう叩いてるじゃないっすか~。誰にも言いませんってば。」
黄金川は二口に叩かれた頭を擦りながら約束した。