第1章 誤解ですって!!
[まどかちゃん、二口優しくしてくれた?初めは痛かったでしょ?]
どうやら電話してきた三人は
寝ている=エッチしちゃった
と勘違いしており
笹谷はまどかにとんでもない事を聞いてきた。
「はぁ?笹谷さん何言ってるんですか?」
当然まどかは何の事かさっぱりわからず
逆に聞き返してきた。
[何言ってるって、二口とエッチしたんでしょ?]
まどかはその言葉に赤面し
「……そ、そんな事してません!」
二口にスマホを突き返した。
「笹谷さんに何言われたの?」
二口は急に赤面したまどかを見て不思議そうに聞いた。
「…………恥ずかしくて言えない……」
まどかはそのままタオルケットを被り顔を隠した。
また余計な事してくれたな。
二口は「はぁ…」ため息をつきながらまた電話に出た。
「笹谷さん?まどかに何言ったんですか?」
[ん?エッチどうだったって、聞いたんだけど。]
「はぁ?俺らしてないっすよ!勝手な想像
やめてくれません?」
二口は何でこんな事をまどかに聞いたんだと頭を抱えてしまった。