第4章 にろちゃんは遊び人!?〈前編〉
翌日のお昼休み
青根は二口に涼から教えて貰った事を伝える事にした。
「…………二口さ…にろって呼ばれてる事があるか?」
「にろ?……あー確かに呼んでた奴が居たな。」
「…………昨日涼が二口の事にろって呼んでる女の子を見たらしくて……その子がお前に気があるような素振りを見せてたらしい。」
「涼ちんが見たのか?
…………そんな奴居たっけな……。」
二口は思い出そうとスマホを取りだし捜し始めた。
「…………LINEも既読してるのに二口に無視されるって言ってたらしい。心当たりないか?」
「あっ!アイツの事か!」
二口はLINEを開いて心当たりのある女の子の
メッセージを青根に見せた。
メッセージは女の子が一方的に二口宛に送っていたものだった。