第4章 にろちゃんは遊び人!?〈前編〉
『……そんな話をしてたのか。
まどかと知り合う前に遊んでいた子達だろう。……まどかにはその事話したの?』
「話してないよ。多分話したらまどか
絶対気にすると思ったから。」
『………そうか、確かにまどかに話すのはマズイかもな。この話教えてくれてありがとう、大丈夫だと思うけど一応二口に伝えてておくから。』
「うん、青根くんお願いします。
じゃあまたね。」
『……ああ、またな。夕飯食べに来いよ。
母さんに伝えてあるから。』
「う、うん!今度お邪魔させて貰います。
お休みなさい。」
『……待ってるよ、お休み。』
電話が終わり涼は嬉しそうにしていた。
夕飯いつ食べに行こうかな♪
青根くん家にお邪魔するなんて緊張しちゃうじゃん!
はっ!いかんいかん。
浮かれてる場合じゃなかった!
青根くんが二口に伝えるって言ってたし
そんなに気にしなくてもいいかな。
……もう過去の事だもんね。
きっと大丈夫!
涼はそう自分に言い聞かせ
夕方の件は気にする事をやめた。