第3章 お節介な先輩。
休憩中。
まどかはメンバーにドリンクを渡していた。
「まどか!笹谷さんにちょっかい出されなかったか?」
一通り終わった所で二口は心配でまどかに話し掛けてきた。
「お疲れ様!うん、特にはちょっかい出されなかったよ。」
「なら、良かった。笹谷さんまどかの事面白がってからかうから。」
「フフッ。前の二口もそうだったじゃん!」
「まどかをからかって良いのは俺だけなの!」
そんな二口にまどかがクスクス笑っていると笹谷がやって来た。
「まどかちゃん、これ俺のLINEのID、画像送るから登録しておいてね!」
笹谷は二口の前でまどかにメモ紙を渡した。
「あっ、さ……武仁さん、ありがとうございます。」
えっ?今笹谷さんの事名前で呼んだ!?
二口はまどかが笹谷の事を名前で呼んでいたので動揺した。
「いいえ!」
笹谷は#二口に向けてニィと笑った。
くっ……この勝ち誇った顔ムカつく!
さては笹谷さんまどかに名前で呼ぶように仕向けたな。
「まどか何で笹谷さんの事名前で呼んでるんだよ!」
「えっ、画像貰うかわりに名前で呼んで欲しいって言われたから……」
「画像!?何の画像だよ?」
まどかは二口に腕を掴まれ
何でそうなったのか問い詰められていた。
ククッ、二口俺に妬いてるじゃん!
笹谷は二口を見て笑っていた。