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[ハイキュー!!]素直になれない。〈2〉

第3章 お節介な先輩。


「お疲れさまです!!」

茂庭と笹谷が体育館に入るとバレー部のメンバーが挨拶をする。


まだ部活は始まってはいない。


「あれ?先輩たち指導しに来たんっすか?」
二人に気付いた二口が話し掛けてきた。



「いや、俺は笹谷の付き添い。」



「んで、俺はまどかちゃんに用事!」




「あの笹谷さんまどかにあんまりちょっかい出さないで下さいよ?」

二口はまどかに用事だと言う笹谷に注意した。



「わかってるよ。まどかちゃんはウブでネンネだもんね~。」




「まぁ、そうっすけど…。でも俺の名前を呼んでくれるまでの辛抱なんで。」




「まどかちゃんまだ二口の事名前で呼んで無いの?」




「何か恥ずかしいらしくて。名前呼ぶまで手を出すなって言われたもんだから。」




「へぇ~、そうなんだ!」



笹谷は二口の話を聞いてニヤリとした。




あっ!また笹谷何か企んでる顔。

「笹谷?まどかちゃんに失礼な事言うなよ?」

茂庭もちょっかい出すなと念を推す。




「失礼な事言わないって!ほらっ、二口部活始まるよ!」



笹谷さん何仕出かすかわからないからな。



二口は少し気にしながらみんなが集まる追分監督の所に向かった。

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