第2章 続・お昼を食べよう!
「まどかちゃん、弁当喰わないなら
俺貰っちゃうよっ!」
二口は俯いていたまどかに声をかけた。
「たっ、食べるもん!二口にはあげないからっ!」
まどかはまた箸を持ちお弁当を食べ始めた。
「卵焼き美味かったんだよねっ。頂戴!」
二口は口を開けてまどかのお弁当の卵焼きをねだっていた。
「もう、しょうがないなぁ。」
まどかはクスッと笑って卵焼きを食べさせてあげた。
「ウマッ!やっぱりまどかのお弁当は最高だな!!」
「そんなにおだてても、もうあげないかよ~!」
まどかと二口はそんな話をしながら
イチャイチャしていた。
そんな二人を他所に青根は涼に話しかけた。
「………………涼は夕飯ちゃんと食べてるのか?」
青根は涼が食べていたお弁当をみながら
少し心配そうに涼に聞いてみた。
「ん?夕飯?バイトの時は賄いがでるけどバイト無い日はコンビニやお弁当屋さんのお弁当が多いかな。そんな事聞いてどうしたの?」
「………………いや、お弁当が冷凍食品が多いから夕飯ちゃんと食べてるか気になった。………出来合いのお弁当ばかりだと栄養偏るんじゃないか?」
「あー……私まどかみたいに料理うまくないから……多分栄養偏ってるよ。」
涼はそう言って苦笑いをした。