第2章 続・お昼を食べよう!
「…………まどかがよく真島さんの話してから名前は知ってたよ……流石に涼なんて馴れ馴れしく呼べなかったから……」
青根の話を聞いて名前を知っててくれていたんだと涼は嬉しくなった。
「ねぇ、青根くん!私の事名前で呼んで良いよ!二口くんの言うように涼のほうが言いやすいでしょ?」
フフッと笑う涼に青根は頷いた。
「………………じゃあ、涼で。」
青根がポツリと呟くと涼はニッコリ笑った。
そんな二人を見ていた二口。
なんか……涼ちんは俺に対する扱いと
青根の扱いが全く違うような気がする……。
まっ、別にいいけど。
「なぁ、まどかちゃんはいつになったら俺の事名前で呼んでくれるんですかねー?」
二口は名前の話の流れから
まどかが自分の事を名前で話してくれない事を二人にアピールするかのように
ニヤニヤしながらまどかに話した。
「なっ!………何でそんな話をするの!」
まどかは頬を赤くさせ恥ずかしそうにした。
「……まどか、まだ二口くんの事名前で呼んで無かったの?呼んであげなよ!」
何も知らない涼は呆れた顔でまどかに話した。
青根もウンウンと頷くばかりだった。
「だって………名前で呼んだら………まっ、まだ無理だよっ!」
また更に顔を赤くしたまどかはみんなの顔が見れなくなってしまい俯いてしまった。
「何で名前呼ぶのがそんなに恥ずかしい事なの?本当、変な子。」
涼は俯くまどかを見て何故恥ずかしがるのか不思議がっていた。