第2章 続・お昼を食べよう!
「ところで涼ちんは部活とかしてねーの?」
また、涼ちんって。
まどかの旦那は馴れ馴れしいな。
「アルバイトしてるから部活してないよ。」
涼は呆れながらも二口の質問に答えた。
「涼ちゃんは自宅から学校までは遠いから
一人暮らしなんだよー。生活費稼ぎでバイト偉いよね!」
まどかが付け加えるように話した。
「へぇ、一人暮らしか!好きな事出来ていいな。」
「まあね。家事はめんどうだけど。」
涼は苦笑いをした。
「……………二口、さっきから真島さんの事馴れ馴れしく呼びすぎじゃないか?」
黙々とお弁当を食べながら話を聞いていた
青根が思っていたことを二口に言った。
「いや俺、涼ちんの名字今日初めて知ったからね!真島よりも涼のほうが言いやすいじゃん。なぁまどか?」
いつものペースで軽い感じで二口は話しまどかに同意を求めた。
「確かに名前のほうが呼びやすいかも!
そういえば青根ちゃん、涼ちゃんの名字よく知ったね!」
「…………この間少し喋ったから、その時に教えて貰った。」
「そう、まどかん家にテスト勉強しに行った帰りに偶然会って駅まで送って貰ったんだ!青根くん私の名前も知らないんだもん。」
涼はそう言うとクスクスと笑った。