第7章 I want to be you
お昼休み
まどか達のクラスで二口と青根を誘って昼食。
「にしても、二人とも一緒に住むとか早すぎでしょ?」
まどかから聞いた二口も驚きを隠せずにいた。
「別に二人で暮らす訳じゃないからいいでしょ?うちの両親に承諾も貰ったし!」
「……涼ちんの親心配じゃねーのかよ。」
「逆に一人暮らしよりも安心できるってお墨付きもらったの。青根くんも昨日私の実家まで一緒に行ってくれたんだよ。」
涼の話に青根もコクコクと頷く。
「青根くん家に住むようになったらまどかの家にも毎日のように遊びに行くからねっ。」
「うん!私も青根ちゃん家に行くから!涼ちゃんがお隣さんだなんて嬉しい!!」
……なんか女子共は楽しそうだな。
青根ん家に住むわけだから俺だけ除け者みてぇじゃん!?
楽しそうにはしゃぐまどかと涼を見ながら少し不服そうな二口は青根に話しかけた。
「なぁ青根、俺も一緒に住まわせてくんねぇ?」
「……二口まで住める部屋は空いてない……まどかに頼め。」
「はぁ?無理だって!俺まどかの親父さん一度しか会ってねぇし、断られるに決まってんだろ!」
「……じゃあ諦めろ。」
「チェッ」
二口が舌打ちするとまどかがそれに反応した。