第7章 I want to be you
二人は青根が持ってきたサンドイッチでお昼ご飯。
………あの話…どこで切り出そうか…。
青根はサンドイッチを食べながら涼の様子を伺っていた。
「青根くんどうしたの?私の顔に何か付いてる?」
じっと見られていた為涼は青根に声をかけた。
「……いや……何も付いてない…」
「?なら…いいけど。」
んー青根くんまだ見てる……
食べてる所見られるのちょっと恥ずかしいんだけど…
「……あのさ…涼…」
「?はい。」
「……涼さえよければ……一緒に住まないか?」
「へっ!?」……ムグ…
青根に突拍子の無い事を言われ涼はサンドイッチを喉に詰まらせそうになり慌ててお茶を飲んだ。
「だ、大丈夫か?」
青根の呼び掛けに涼はコクコクと頷いた。
「青根くん、驚かせないでよ。同棲とかビックリしちゃうでしょ?」
「……驚かせて悪かった……同棲と言うか……俺の家で生活しないか?」
「青根くん家で?……迷惑だよ……」
「……迷惑じゃない……母さんに話したら賛成してくれた…」
「……そうなの?でも私が来て本当良いの?」
「……構わない……むしろ俺は涼と暮らしたい。」
「………嬉しい…青根くんお世話になります。」
涼は青根の家で生活する事を決心した。