第7章 I want to be you
「……涼…顔をあげてくれないか?」
涼は青根に従うように顔をあげる。
「……涼、好きだ。」
その言葉を聞き涼は頬を赤くさせた。
「私も……青根くんの事…愛してます。」
涼は青根の告白に応えると
青根は顔を近付けて涼にキスをした。
唇が離れると涼の頬に涙が伝っていた。
その姿を見た青根は心配そうに涼の頭を撫でた。
「…涼、いきなりで悪かった…」
涼は首を横に振る。
「…違うの…青根くんとキスできて嬉しくて涙出てきちゃったの。」
涼は涙目のままニッコリ笑うと
青根は安心し涼の涙を手で拭うように頬に触れた。
「…………俺で良かったら…付き合ってほしい。」
「はい、こちらこそお願いします。」
二人は想いを告げ恋人同士になった。