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[ハイキュー!!]素直になれない。〈2〉

第7章 I want to be you


母さんに言われて出てきたが
約束の時間よりも早めに行っても問題ないだろうか。
……俺も涼に早く会いたいと思っていたのも事実なんだが……。


青根はそんな事を脳裏に浮かべながら駅へと向かう。




涼の住むアパートは最寄り駅から近く迷う事なく青根は到着した。



青根はインターフォンを押すと暫くし少しだけ扉が開いた。


「…どちら様ですか?」

開いた扉から顔を覗かせる涼に青根も顔を覗かせた。



「!!あっ、青根くん!?」

涼は予定よりも早く来た青根に驚いてしまった。



「……母さんがお昼を持たせたから早めに来た……」



「そうだったんだ!部屋あまり片付いてないけど上がって!」

涼はニコッと笑い部屋に青根を招き入れる。
青根は扉を閉めると先に行こうとする涼の腕を掴み引き留めた。



「………ごめん…さっきのは口実……本当は涼に早く会いたかった…」


青根にそんな事を言われ涼の心が跳ねる。



「わっ…私もね、青根くんに早く会いたかったよ。」


涼も自分も同じ気持ちだと伝えると
青根も照れくさそうに目を細め笑ってみせた。




あっ、今青根くん笑った!?



涼は普段の青根とは違う表情が見て
暫く青根の顔から目が離せなくなっていた。





「………涼?どうかした?」



青根は不思議そうに首を傾げ
頭を優しく撫でながら見つめていた涼を心配した。





「あっ、ごめん。さっき青根くんの笑った顔に嬉しくて見とれてた。」


照れながらに話す涼の言葉に
青根は照れて耳まで真っ赤にさせていた。


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