第7章 I want to be you
まどかの表情を見た二口は確信しフゥと一息吐き
「ったく、両想いだったのかよ。」
と独り言のように話した。
「……何で堅治、青根ちゃんと涼ちゃんが両想いだってわかったの?」
「青根の事は知らなかったけど
俺、涼ちんが青根に気があるの気付いてたから。
だって俺と青根に対する態度が全く違ぇんだもん。
まどか気付いてなかった?」
「……気付かなかったよ……だから涼ちゃんは私に好きな人の事を言うことができなかったんだね…」
まどかは涼の事を思うと胸が痛みまた泣きそうにると二口はまどかを抱き寄せた。
「ちょっ!泣くなって言っただろ!
もう済んだ事なんだからまどかが気にする事じゃねーじゃん!あの二人は結ばれる運命だったんだよ。
そうじゃなきゃ俺が困るし。
まどかはさ涼ちんを祝福すればいいんじゃねぇの?」
「うん。明日涼ちゃんに沢山おめでとうって言うよ!堅治ありがとう!」
まどかは明るい表情に戻り二口に笑いかけると
ふいに二口にキスをされた。
「!!いきなり何!?」
「消毒してなかっただろ?」
ヘラっと笑う二口にまどかは首を傾げる。
たく、青根の奴最後にキスするとかマジムカつくけどずっとまどかの事好きだったんだもんな。
しょうがねぇ、この件に関しては目ぇ瞑っといてやりますかっ!
「まっ、話終わったし早くヤろう!」
「もう…バレて怒られても知らないからね!」
こうして二人は青根の件について何事もなく終わり
昼間からイチャイチャしていたのでした。