第7章 I want to be you
青根はまどかの自宅に向かい
リビングに通されていた。
「…………まどか朝から悪いな。」
「起きてたから気にしなくて良いよ~。」
まどかはニッコリ笑いながら
青根にコーヒーを淹れてあげた。
「…………まどかの父さんはまだ寝てるのか?」
「うん!今日も帰りは朝だったもん。買い物あるから昼前には起こすけどね!」
「…………そうか……昨日は二口が泊まりに来てたのか?」
「うん!……あっ!青根ちゃん二口が泊まってる事お父さんには内緒にしてて貰えるかな?」
「……ああ、黙っとくよ。」
「ふふっ、よろしくねっ♪」
まどかは青根に向けて笑い
朝ごはんの支度にキッチンへと向かった。
一人になった青根はコーヒーを口にする事なく、ただぼんやりと見つめどうやって話を切り出そうかと考え込んでいた。