第5章 Battle5 戦力補充
人数は少なくなってるものの、そこにはエルと保護者みたいなおばさんが居た。
「げ、何やってんの?」
「お、セレナじゃねぇか。水没庭園のβは明日ある。スタダすっから、準備しとけよ!」
「へー、明日の何時?」
「朝7時だ」
「ちょ、ちょっと、恵ちゃん!!」
「――わかった。出会ったらすぐ奇襲かけるから、覚悟しといてね。じゃ、行こう」
いい情報を知った。
って、自分で調べたらすぐ出てくる情報なんだけどね。
「おい、お前……。せっかく誘ってやったのに!!」
「おー、ストーカー怖い。これ以上付き纏うなら、警察呼ぶよ」
「お前……!!」
「てっちゃん、もう止めましょう。私が、ずっと側に居てあげるからいいじゃない……?」
「お前みたいなババアが居ても、うざいだけなんだよ!!」
うわぁ……、真っ白になって固まってる人を始めてみた。
ストレートに言っちゃって、相手の女の人怒らせるよ……?
「良いから、来いよ!!!」
僕の手を掴もうとしたところ、鶴丸が助けようとした。
でも、僕はあえて手を掴ませて……。
「キャー、痴漢よー!! 襲われるー!!」