第5章 Battle5 戦力補充
っていうか、いつの間にアクセサリーを持ってきたんだ?
首を傾げるけど、お店の中に、一部アクセサリーが置いてあった。
これは、服と合わせるための試着用のアクセサリーみたい。
へー、今どきってこんなサービスもあるんだ。
しかも、アクセサリーはここに売ってある物らしくて、きちんと売り場の階も丁寧に書いてある。
商売上手だなぁ。
「お買い上げしちゃいます?」
「そうだな、買うとするか」
「あー、お財布倶利伽羅が持ってるから、カードで一括払いしよう」
「マジオッケーっす」
本当は、カード払いなんて嫌いなんだけど。
財布を取りに行くのが面倒だ。
ってわけで、僕はちゃっちゃと買い物を済ませる。
カードも返してもらって、みっちゃん達探しを続行。
「おぉ、恵。あの服屋もどうだ?」
「あー、はいはい」
少し買って、はい終わりってわけにはいかなさそう。
その後、僕は鶴丸に付き合って、何軒も服屋をハシゴした。
その間に、みっちゃんたちとは合流できなくて。
これだけ探しても見つからないなんて、逆ナンされたとか?
そんなことを考えながら、たんまり買い物をした私達は歩いていた。
「だったら、どうする?」
「ゲームやったら、お前らを全力でぶっ潰してやるよ!!!」
声がするほうに行くと、そこにはみっちゃんたちの他に、招かざる客が居た。