第4章 Battle4 ライバル登場
証拠として、この前行った女子会のプリを見せつける。
どうだー、皆お人形みたいなモデル体型なんだぞー?
胸はないけど、そのぶんほっそりしてて、守ってあげたくなる可愛い子ばかり。
「く、くっそ!!」
「そもそも、エルって友達居るのー?」
辛辣な言葉を投げつけるようで悪いとは思う。
でも、正直こんな女の子ハーレム作ってる人に、男友達が居るとは思えないよ。
「エルは、高校じゃ虐められてるからね。私は、それが可哀想で仲良くしてるのよー。息子と同じ年齢だから、息子みたいなもんよ」
後ろからひょっこり顔を出したのは、いかにもお母さんって感じの人だ。
専業主婦なんだろう。
「学校も行かずに、部屋に引きこもってばかりでね。私が頑張って、やっと外に出れるようになったの。だから、ちょっと若気の至で強がってるのよ、ごめんなさいね」
この感じ、姉さん!?
姉さんっていうのは、僕にも優しくしてくれたハープさんだ。
お世話が好きみたいで、新人のハープを見つけては、僕に育成を押し付けてった。
まぁ、姉さんは好きだから引き受けてたけど。
少し、時間が立てば、エルが気持ち悪いと言って別なギルドに移動するんだ。
理由がわかったよ。