第4章 Battle4 ライバル登場
「男ばっか引き連れて、どうせ逆ハーとか狙ってんだろ?」
くそう、ここは言い返せない!!
イケメンカタログゲーで、BL妄想してましたなんて言えないもん。
「ほー、そういうお前だって、女の子ばかり引き連れてるじゃないか?」
「た、たまたま女の子と仲良くなったんだ……」
「男キャラには、現実で会おうとかしつこく言わなかった癖にー」
嘘じゃない、これは本当。
エルは、特別僕と仲がいいと思ってたみたい。
でも、他の女の子たちが僕も誘おうと言えば、色々理由をつけて誘うのを渋った。
で、僕がリア女だと判明して、必死に引き戻そうとしてる。
はー、自分を使って復讐とか考えたけど、エルが見た目的にも行動的にも気持ち悪すぎて、無理だよ。
正直、ゲームのライバルはいいけど、リアルじゃお近づきになりたくない。
「お、お前はどうなんだ!!」
「恵ちゃん以外の女の子は居なかったからね、男と仲良くなる以外方法はなかったよ」
「失礼だなぁ。僕は、基本可愛い女の子としか仲良くならないよ。友達は、ゲームするならオシャレに時間使うって子が多いんだよ」
可愛い子と仲良くなるためには、同じように可愛くなきゃね!