第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
Bloody Maryの剣使いには自信があったんだけどな。
なんか、自信が無くなっちゃった。
それに、僕の6年間は、あっと言う間に消えてしまったしね。
でもまぁ、上にはまだ上が居るっていうことを教えてもらった。
共同で戦うことになるから、張り合えないのが寂しいや。
「さ、皆優勝商品貰いに行こう」
「あぁ、そうだね!」
何貰うんだっけ?
すっかり忘れちゃった。
「今日は、腕によりをかけてすき焼きを作るね!」
そう、光忠は笑うとログアウトゲートの中に入っていった。
そういえば、なんかお肉だったような……?
そんなことを考えながら、僕もログアウトする。
こうして、ログアウトが終了した僕らは、多数の人から拍手の洗礼を受けた。
さっき戦った人達は居なかったから、もうどっか行っちゃったんだろう。
考えてみれば、さっき戦ったシーフは、前の人に舐めプしてたから。
僕らに圧勝されて、見せる顔が無かったんだろう。
「おおー、あのセレナーデさんが参加してたんですか!!」