第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
「お疲れ様ー」
試合が終わって、皆に声をかける。
試合ニートしてた僕としては、ちっとも疲れてないよ。
暇で暇で、正直アーチャーでもよかった気がする。
「いやー、相手の驚いた顔……。いい顔だった!」
「ふふー、ああいう戦い方も結構カッコイイかもね! でも、次は僕に剣やらせてね」
「……断る。これは、俺の武器だ」
「えぇー、そっちのほうがかっこよく決まるんだけどなー」
意外と楽しんでたようで。
まだ、熱気冷めやらぬって感じ。
まぁ、僕がエキサイトするほど仕事なかったんだけどね。
いつも、戦いの花型職、剣をやってたからなぁ。
でも、これで不敗の王は敗れたりってことが証明された。
理由は、倶利伽羅が使いこなせた構成だよ。
基本スキル:
パワーチャージ(攻撃力を大幅に高める変わりに、防御力を大幅に下げる)
武器スキル:
マジックバリア(魔法攻撃を受けない変わりに、防御力を大幅に下げる)
バーサーク(効果は、パワーチャージと同じ)
スピードアップ(動けるスピードが2倍に上がる。その変わり、防御力が下がる)
こんな感じで、攻撃をモロに食らったら即死な設定だったわけ。
それを、上手く使いこなしてたからね。
でもまぁ、これがいつまで持つか。
次回は、構成変えないとね。