第21章 ただいま現世
久々に付いた下界。
皆、カンスト組が多くて、結構最高レベルの装備をつけた人ばかりだ。
その中でも、難易度がエグい最高レベルの中でも最も強い、ホワイトドラゴンの装備はほとんど居ない。
僕は、一番取りやすい鱗をオークションに出した。
元々数が少なかったので、何割にも値下げして出すとあっと言う間に売れていく。
そのお金を僕は長谷部に渡した。
「はい、確かに」
今回、僕は素材を売る係。
鶴丸も同じだ。
倶利伽羅と長谷部が素材を買って、みっちゃんに持っていく係。
こうして、僕らは着々と資産を貯めていった。
みっちゃんのほうは、胴田貫たちが素材を集めてくれたおかげで、ギルドハウスが作れるらしい。
だから、今現在ギルドハウス作成中。
「おい、強い装備が売ってるぞ!」
「買ってもいいんだけど……、みっちゃん怒るよ?」
自分の装備にこだわってたみっちゃん。
だって、最初はNPC売りの装備を嫌がってたしね。
それでも、レベ上げのために泣く泣く装備することを許してくれたんだ。
そんなみっちゃんが聞いたら、怒ってどうなるかわかんないよ。
それこそ、最初の長谷部との関係になりそう。