第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
目指せ、7階!!
さっきの食パンのお姉さんから、7階に美味しいステーキ屋がオープンしたと教えてもらった。
東京にある有名ホテルが出店したお店らしく、結構人気が出てるとか。
行列ができそう、ってことで僕だけ列に並ぶことになった。
で、レストラン付近にきたんだけど、凄い列ができてる。
夢の鼠王国にだって負けないくらいの列だ。
……正直、ここ以外の店にしたい。
でも、並んでないと倶利伽羅が怒りそう。
あーあ、こんなことなら倶利伽羅に押し付ければよかった。
文句を言ってもしょうがないし、僕は一番後ろに並ぶ。
目の前は、仲良しカップル。
腕なんて組んで、彼女さんは幸せそうに彼氏の肩に頬を寄せてる。
幸せの絶頂期って感じだ。
どうか、このまま死が二人を分かつ時まで、幸せに暮らせますように。