第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
「君たちの部屋用の家具だって必要だよ!! 他にも、新しい家電製品だって出てるかもしれない……!! 外食にしよう!」
「そうさ、あれだけ色々な食べ物を見せつけられたのに、何一つ食べれないなんて、そんなの退屈すぎて死んでしまいそうだぜ!!」
倶利伽羅も援護を……!!
そう思って、辺りを見渡すと、お姉さんから菓子パンの試食を貰ってた。
「「こ、この裏切り者ー!!」」
僕と鶴丸の声が辺りに木霊する。
苦笑したお姉さんが僕らにもくれたけど、これだけじゃ足りないよ!!
もっと、がっつり食べたいの!!
空きっ腹だから、美味しかったけどさ!!
「……肉食いたい」
「そうだよ、肉だよ! 焼き肉食べたい!!」
「この際、俺はなんだっていい。こっちの世界の上手い食べ物が食べたい!!」
みっちゃんは、ため息を付いた。
「わかったわかった。その変わり、食料の買い出しが終わってからね」
「「やりぃ!!」」
僕と鶴丸は、ハイタッチする。