第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
「へぇー、広いね!!」
みっちゃんは嬉しそうに辺りを眺める。
鶴丸も、珍しそうに色々辺りを見て回るけど、相変わらず倶利伽羅は興味がなさそう。
「地下じゃないと食べ物は売ってないよ」
デパ地下の食料は、他のスーパーより高いけど、いい品が多いから好きだ。
「こっちこっち」
私は、エスカレーターを使って地下を目指す。
けど、動く階段を見て、鶴丸が喜々として走りだす。
「こらっ、危ないよ!!」
そして、みっちゃんも続き、気だるそうにエスカレーターに身を任せるのは倶利伽羅。
「何か買うか、決まってるのか?」
「それが、買い出ししたいのはみっちゃんだから」
「……そうか」