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【刀剣乱舞】刀剣英雄

第16章 審神者の帰還


「うぉっ!?」
「袋の中かな?」
「たぶん、そうだね」
「ほー、これは驚いた!」

ワイワイやってる間に、気がつけば白亜の王宮の中に居た。
本当に、どういう仕組みになってるんだか。
なんていうか、ほんの一瞬で切り替わる感じ?

「よし、我が王宮へ付いたぞ」

ちゃっかり玉座に座ってる全能神。
凄い人だなぁ、と思いつつ僕は、頬を掻く。
この人だけには、勝てないんだろうなぁ。

「で、褒美ってぇのは?」
「こら、失礼ですよ」
「焦るな焦るな。ほれ、セレナーデよ。ちこうよれ」
「はい」

僕は、前に進み出ると全能神は何か唱え始める。
すると、キラキラと光の粉が僕の体の周りを覆い始めた。
何だ、何だー?

「セレナーデ、そなたを7大天使の一人、正義(ジャスティス)に命ずる!」
「へっ?」

あれ、選べるんじゃないの?

「セレナーデよ、これからも世のために正義のため、頑張るがよい!」
「は、はい。ありがとうございます」

結局、ご褒美って何?
え、これだけ?

「それで、セレナーデの仲間には、一人1つずつこれを渡そう」

そう言って出しだしたのは、黄金の箱の中にぎっしりと詰まった10,000Gの札束だった。
ぼ、僕もこっちがいい!!
こっちがよかった!

「それと、これも渡そう」

もう一つのプラチナゴールドの箱には、キラキラと輝くハートの形をしたルビーがあった。

「ありがとうございます、神様」
「遠慮無くもらうぞ」
「おー、大金だなぁ!」

ま、まぁ、共有財産だもんね!!
皆のお宝だもんね!
取り分が、少し減っただけだよね!
っていうか、僕に対して特に物のご褒美は……?

「それでは、セレナーデよ。これから、7大天使に恥じぬ働きをゆるがいい」
「ははー」

あ、はい。頑張ります……。
ま、まぁレベルも上がったし、欲張っちゃ駄目だ。
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