第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
「テレビは、どういうカラクリなんだ?」
「えぇとね、映してる映像を見せてくれるカラクリ」
「……それなら、お前が言った通りの世界じゃない。俺は、この店で武器を調達してくる。お前らは、好きに行動しろ」
「いや、倶利伽羅。あれは、ゲームの中の世界だよ」
「ゲーム?」
「うん、手合わせみたいなもの」
「そうか」
参ったな、この様子じゃゲームに付き合ってくれるか……。
「えーと、後で体験コーナー行ってみる?」
「好きにしろ」
困ったなぁ、どう反応したらいいんだろ?
連れていっていいのか、駄目なのか。
さっぱりわかんない。
「でも、ちょっと信じがたいよね」
「いや、そもそもあれが映像なのか? 全く、驚かされてばかりだ」
まず、ゲームが何なのか説明しなきゃ……。
「ゲームって、遊ぶ一種だよ。あれは、実体験で体感できる遊具の一種」
「それで、わざわざ殺し合いしなくてもいいのにね……」
みっちゃんは、呆れてため息ついてる。
アチャー、どうやったら誘えるんだろう?