第3章 Battle3 まず、生活の基盤を整えよう
下手なゲーマーと違い、ある程度の体のお手入れも頑張ってる。
ゲーム廃人をしていた頃だって、毎日水泳は欠かさなかった。
そうきたら、元相棒から見て、みっちゃんたちと親密そうな雰囲気も必要だ。
――そうだな、手っ取り早く名前を読んでもらおう。
「そうだ、皆。現実で主呼びって、周りの人から可笑しく思われるから、名前で呼んでね」
「あぁ、任せといて」
早速、元相棒は水没庭園でGvGをやっているときた。
僕も頑張らなくちゃね……!!
「で、恵ちゃん。あのカラクリを見てないで、さっさと買い物に行こう?」
「あぁ、うん。そうだね」
気がつけば、皆車の外に降りてた。
珍しく、倶利伽羅が催促しないと思えば、倶利伽羅もまたあのテレビをずっと見ている。
「あれは、何だ?」
「テレビっていうカラクリ。中に人は居ないよ」